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消費者金融滞納のリスクと安全な対処法とは?

「返済日を過ぎた」「今月は払えない」と気づいても、督促を恐れて放置するのは避けましょう。

滞納すると遅延損害金が発生し、長引けば信用情報への登録、一括請求、裁判、差押えへ進む可能性があります。ただし、進行する時期は借入先や状況によって異なります。

まずは請求額と支払期限を確認し、返済先や専門家へ早めに相談してください。この記事では、滞納後に起こることと、取るべき行動を段階別に解説します。

裁判所から支払督促や訴状が届いている場合は、書類の期限を確認し、すぐに専門家へ相談しましょう。

この記事で解決できるお悩み
  • 滞納すると電話や手紙がいつ来るのか知りたい
  • 裁判や給与差押えに進む流れが不安だ
  • ブラックリストと呼ばれる信用情報への影響が気になる
  • 返済が苦しいときの相談先を知りたい

相談料・着手金0

目次

消費者金融滞納で起こることの全体像

まずは、返済日を過ぎてから法的手続きに至るまでの流れを確認しましょう。

進行時期は借入先や契約によって異なり、「滞納から3か月で必ず裁判になる」といった決まりはありません。一般的には、次のように段階を追ってリスクが高まります。

スクロールできます
段階起こる可能性があること取るべき行動
返済日翌日以降遅延損害金の発生、SMS・メール・電話などによる入金案内請求額と返済可能日を確認し、返済先へ連絡する
滞納が続いている段階督促の電話や郵便物、利用限度額の縮小・利用停止など全額返済が難しい場合は、支払日や返済方法を相談する
長期延滞の段階信用情報への登録、一括請求、債権回収会社への移管など自力返済が難しければ弁護士・司法書士へ相談する
法的手続きが始まった段階支払督促、訴訟、判決、強制執行など裁判所書類の期限を確認し、直ちに対応方法を相談する

遅延損害金は、契約上、返済期日の翌日から発生する場合があります。

一方、数日遅れたからといって、直ちに給与や預金が差し押さえられるわけではありません。差押えには、原則として裁判などを通じて債務名義を得る手続きが必要です。

大切なのは、「まだ大丈夫」と放置せず、現在の請求額と今後の返済見通しを確認することです。

滞納が発生するタイミングと主な原因

滞納とは、約束した返済日である約定返済日に、決められた金額を支払わなかった状態を指します。

主な原因には、次のようなものがあります。

  • 一時的な資金不足
    • 給料日前や急な医療費・冠婚葬祭で手元のお金が足りない
  • 慢性的な返済能力不足
    • 返済後に生活費が残らず、家計を維持できない
  • 生活費の借入れ
    • 食費や光熱費を新たな借入れで補っている
  • ギャンブル・浪費
    • ギャンブルや衝動買い、課金で借金が増えている
  • 収入の減少
    • 病気や離職、残業・シフトの減少で収入が下がった

一度だけの支払忘れと、毎月どこかの支払いが遅れている状態では、必要な対応が異なります。

後者の場合、返済日を先延ばしにするだけでは解決しない可能性があります。家計全体を確認し、必要に応じて債務整理を検討しましょう。

放置した場合に起こり得る最終的なリスク

消費者金融の滞納を放置すると、次のように状況が悪化する可能性があります。

  • 遅延損害金が増える
    • 契約で定められた利率に基づき、滞納日数に応じた遅延損害金が計算されます。
  • 信用情報に延滞等が登録される
    • 滞納状況や長期延滞の事実が、信用情報機関に登録される場合があります。
  • カードやローンの審査に影響する
    • クレジットカードの新規発行や更新、各種ローンの審査に影響する可能性があります。
  • 一括請求や債権譲渡が行われる
    • 期限の利益を失い、残額を一括請求されたり、債権回収会社へ債権が移ったりする場合があります。
  • 裁判・差押えに進む
    • 支払督促や訴訟を経て、給与や預金などが差し押さえられる可能性があります。

給与差押えまで進むと、裁判所から勤務先へ通知が届きます。家族や勤務先に知られる可能性を下げるためにも、法的手続きが始まる前に相談することが重要です。

相談すべきタイミングと自己チェックの目安

返済の相談は、実際に滞納してからでなければできないわけではありません。

次回の返済が難しいと分かった時点で、返済先や専門家へ相談してください。

  • 返済すると家賃や食費、光熱費が不足する
  • 返済のために別の会社から借りている
  • 複数の支払いを滞納している
  • 一括請求や法的手続きの予告が届いた
  • 裁判所から支払督促や訴状が届いた
  • 督促が怖く、電話や郵便物を確認できない

相談が早ければ、返済先との調整や任意整理など、裁判を使わない方法を検討できる可能性があります。

ただし、早く相談すれば必ず希望どおりの分割条件になるわけではありません。現在の収入と支出を正確に伝え、実行可能な方法を検討しましょう。

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返済期日直後に発生する遅延損害金の仕組み

返済日を過ぎると、契約内容に応じて遅延損害金が発生します。

遅延損害金は、返済期日に支払わなかったことに対する損害賠償額です。通常利息とは性質が異なり、延滞期間中の具体的な計算方法は契約書や会員規約によって決まります。

遅延損害金と通常利息の違い

通常利息と遅延損害金には、次のような違いがあります。

通常利息

お金を借りている期間に対する対価です。利息制限法では、元本額に応じて上限が定められています。

遅延損害金

返済期日に支払わなかった場合に発生する損害金です。消費者金融などの営業的金銭消費貸借では、年20%を超える部分は無効となります。

遅延損害金の利率が常に年20%になるわけではありません。契約で年18%など、20%より低い利率が定められている場合もあります。

また、計算対象となる元金も契約や期限の利益を失っているかによって異なる場合があります。正確な金額は、借入先へ確認してください。

遅延損害金の計算方法と具体的なシミュレーション

基本的な計算式は、次のとおりです。

遅延損害金 = 対象元金 × 遅延損害金利率(年率) × 延滞日数 ÷ 365

年20%を適用し、対象元金の全額が計算対象になると仮定した例を見てみましょう。

例1:30万円を30日滞納した場合

30万円 × 20% × 30日 ÷ 365 = 約4,931円

例2:50万円を10日滞納した場合

50万円 × 20% × 10日 ÷ 365 = 約2,739円

実際の計算では、契約利率、対象元金、うるう年の扱い、入金日などにより金額が変わる場合があります。

遅延損害金を増やさないために今すぐできること

遅延損害金を増やさないためには、できるだけ早く請求額と返済可能日を確認することが重要です。

  • 返済可能日を確認する
    • 給料日や入金予定を確認し、現実的に支払える日を整理します。
  • 返済先へ連絡する
    • 返済日前または延滞に気づいた時点で、支払える日と金額を伝えます。
  • 口座残高と再引落しの有無を確認する
    • 自動引落しの場合は、再引落しの日時や振込先を会員サイトなどで確認します。
  • 返済日を記録する
    • スマートフォンのカレンダーや通知を使い、返済忘れを防ぎます。

他社から新たに借りて返済すると、借入先と利息が増え、翌月以降の返済がさらに苦しくなるおそれがあります。

借金を返すための借入れを繰り返している場合は、新規借入れではなく、専門家への相談を優先しましょう。

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滞納が続くと強まる督促と信用情報への影響

滞納が続くと、返済先からの連絡や郵便物が増え、信用情報や今後の借入れにも影響する可能性があります。

ただし、連絡方法や法的手続きへ移る時期は各社で異なります。

電話やSMS・メールによる初期督促の流れ

返済日を過ぎると、SMS、メール、会員サイト、電話などで入金案内が届く場合があります。

その後も入金や連絡がなければ、担当者から電話が来たり、自宅へ督促状が届いたりする可能性があります。

  • 滞納初期
    • SMS、メール、会員サイト、電話などで、未入金の案内が届く場合があります。
  • 連絡が取れない状態が続く場合
    • 携帯電話や自宅への連絡、郵便物などによって、入金予定日を確認されることがあります。
  • 滞納が長期化した場合
    • 一括請求や法的手続きの予告を記載した催告書が届く場合があります。

正規の貸金業者による取立てには、貸金業法上のルールがあります。

正当な理由なく午後9時から午前8時まで電話や訪問をすることや、合理的な連絡方法があるのに勤務先へ電話・訪問することなどは規制されています。

また、第三者へ借金の事実を明らかにしたり、支払義務のない家族へ返済を求めたりすることも認められていません。

自宅や勤務先に電話がかかるケースとルール

通常は、登録した携帯電話や自宅電話などへの連絡が行われます。

本人と連絡が取れず、ほかに合理的な連絡方法がない場合などには、勤務先へ連絡される可能性があります。

ただし、勤務先へ借金の内容を伝えたり、正当な理由なく繰り返し連絡したりする行為は問題になります。

勤務先への連絡を避けたい場合は、「携帯電話へ連絡してほしい」「連絡可能な時間は〇時から〇時まで」と希望を伝えましょう。

希望を伝えたからといって、あらゆる連絡方法を法的に制限できるとは限りません。返済や連絡の約束をした場合は、守れないと分かった時点で再度連絡してください。

威圧的な取立てや不適切な時間帯の連絡が続く場合は、日時、電話番号、担当者名、会話の内容を記録し、日本貸金業協会、金融庁の相談窓口、消費生活センター、弁護士などへ相談しましょう。

ハガキや封書の督促状・催告書が届いたときの対応

電話に出ない状態が続くと、自宅へハガキや封書が届く場合があります。

家族と同居している場合、郵便物から滞納を知られる可能性があるため、届いた書類は放置せず確認しましょう。

督促状

支払いが遅れていること、請求額、支払期限、連絡先などが記載されます。

催告書・最終通告

一括請求、期限の利益の喪失、法的手続きへ移る可能性などが記載される場合があります。

督促状の内容確認と支払期限の考え方

督促状が届いたら、次の項目を確認してください。

  • 請求元の会社名
  • 元の借入先と契約番号
  • 請求額とその内訳
  • 支払期限
  • 連絡先が元の借入先か、債権回収会社か
  • 一括請求や法的手続きの記載があるか

期限までに全額を用意できなくても、放置せず、公式サイトなどで確認した正規の窓口へ連絡しましょう。

催告書に裁判や一括請求が記載されている場合

「一括請求」「期限の利益の喪失」「法的手続き」といった記載がある場合は、通常の入金案内よりも状況が進んでいる可能性があります。

一括返済ができない場合は、分割の相談が可能か確認してください。複数社を滞納している場合や、今後も返済を続けられない場合は、債務整理について専門家へ相談しましょう。

ブラックリストと呼ばれる信用情報への影響

「ブラックリスト」という名前の名簿が存在するわけではありません。

一般にブラックリストと呼ばれている状態は、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターなどに、延滞や債務整理などの取引事実が登録されている状態を指します。

CICでは、返済日から61日以上または3か月以上の延滞がある場合などに、開示報告書の返済状況へ「異動」と表示されます。

一方、数日の遅れであっても、入金状況が登録されたり、貸金業者の社内記録に残ったりする場合があります。短期延滞を繰り返せば、利用限度額や契約更新に影響する可能性があります。

JICCでは、契約日によって取扱いが異なりますが、返済状況や債務整理などの情報が契約継続中および契約終了後5年以内などの期間登録されます。

全国銀行個人信用情報センターでは、取引情報が契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間、破産・民事再生の官報情報が決定日から7年を超えない期間登録されます。

登録内容や期間は、信用情報機関、契約日、契約終了日、登録された事実によって異なります。正確な内容を知りたい場合は、各信用情報機関へ本人開示を申し込みましょう。

カード利用停止や新規ローン審査への影響

信用情報に延滞等が登録されると、次のような審査に影響する可能性があります。

クレジットカード

新規発行、更新、限度額の増額などが難しくなる場合があります。

新規ローン

住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどの審査に影響する可能性があります。

携帯端末の分割払い

端末代金の分割契約について、審査に通りにくくなる場合があります。

審査結果は、各社が信用情報以外の事情も含めて独自に判断します。延滞情報が登録されたからといって、すべての契約が必ず否決されるとは限りません。

賃貸契約や携帯端末分割払いへの影響

すべての家賃保証会社がCICやJICCなどの信用情報を確認するわけではありません。

ただし、信販会社系の保証会社など、信用情報機関の加盟会員が審査へ関与する場合には、延滞情報が影響する可能性があります。

携帯電話の通信契約と端末の分割契約も別です。通信契約を継続できても、端末代金の分割審査に通らない場合があります。

債権回収会社に移管された場合の注意点

滞納が長期化すると、元の消費者金融ではなく、債権回収会社から通知が届くことがあります。

債権回収会社とは、法務大臣の許可を受けて、一定の金銭債権の管理・回収を行う会社です。

通知元を確認する

会社名、元の借入先、契約番号、債権譲渡や回収委託の記載、請求額を確認します。

法務省の一覧で確認する

法務大臣の許可を受けた債権回収会社か、法務省の公式一覧で確認します。

架空請求に注意する

実在する会社と似た名称を使う架空請求もあるため、通知に記載された連絡先だけを信用しないようにします。

知らない会社名だからといって、すぐに詐欺と決めつけて放置するのも危険です。

通知に書かれた番号へ連絡する前に、元の借入先や債権回収会社の公式サイトから正規の窓口を確認しましょう。

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滞納が長期化すると一括請求や法的手続きに進む

滞納が長引くと、分割払いを続ける権利を失い、残金を一括請求される場合があります。

さらに支払督促や訴訟へ進み、債権者が債務名義を得ると、給与や預金などの差押えを申し立てられる可能性があります。

法的手続きへ進む時期は一律ではありません。滞納期間が短くても、契約内容やこれまでの経緯によって手続きが始まる場合があります。

期限の利益喪失と一括請求が行われる条件

借金には「期限の利益」という考え方があります。

これは、決められた返済日ごとに分割して支払えば、残額を直ちに全額返済しなくてよいという利益です。

滞納など契約で定められた条件に該当すると、期限の利益を失い、残元金、利息、遅延損害金などを一括請求される場合があります。

契約書に書かれている期限の利益の意味

契約書や会員規約には、期限の利益を失う条件が記載されています。

条件や必要な通知の有無は契約によって異なるため、一括請求が届いた場合は規約と通知内容を確認してください。

一括請求書が届いたときの確認ポイント

一括請求書には、元金、利息、遅延損害金、支払期限、法的手続きの予告などが記載されている場合があります。

一括で支払えなくても無視せず、分割相談が可能か確認するか、債務整理について専門家へ相談しましょう。

複数社から請求を受けている場合は、1社への支払いだけで家計全体が立ち直るかも確認する必要があります。

支払督促と訴訟の違いと手続きの流れ

債権者が裁判所を使って請求する方法には、主に支払督促と訴訟があります。

支払督促

裁判所書記官が書類を審査し、債務者へ支払いを命じる手続きです。債務者が異議を申し立てると、通常訴訟へ移行します。

通常訴訟

裁判所が当事者の主張や証拠を確認し、判決や和解による解決を目指す手続きです。

支払督促が届いたときにできる対応と期限

支払督促を受け取った場合は、受領後2週間以内に督促異議を申し立てられます。

督促異議に理由を詳しく記載しなければならないとは限りませんが、請求内容や今後の支払いについて整理する必要があります。

異議を申し立てなければ、債権者は所定の期間内に仮執行宣言を申し立てられます。仮執行宣言付支払督促が送達されると、債権者は強制執行を申し立てることができます。

仮執行宣言付支払督促を受け取った後も2週間以内に督促異議を申し立てられますが、異議を出せば自動的に強制執行が停止するとは限りません。

全額を支払える

請求元へ連絡し、支払いによって手続きがどうなるかを確認します。

分割なら支払える

期限内の督促異議と、訴訟での分割和解について専門家へ相談します。

返済の継続が難しい

債務整理を含めた対応方法を、直ちに弁護士・司法書士へ相談します。

書類に記載された期限を過ぎると選べる対応が限られる可能性があります。封筒、同封書類、送達日が分かる資料を保管してください。

訴状や呼出状を無視した場合に起こること

訴状や呼出状を無視し、答弁書も提出せず期日に出席しない場合、相手の主張を争わないものとして扱われ、不利な判決が出る可能性があります。

請求額に心当たりがある場合でも、分割和解を希望できることがあります。何もせず欠席するのではなく、期限内に対応しましょう。

給与や口座・財産の差押えが実行される仕組み

債権者が判決、和解調書、仮執行宣言付支払督促などの債務名義を得ると、強制執行を申し立てられる場合があります。

対象となり得る財産には、給与、預貯金、不動産、自動車などがあります。

給与差押えで手取りのどれくらいが残るか

給与差押えでは、裁判所から勤務先へ差押命令が送達されます。そのため、勤務先に借金問題を知られる可能性が高くなります。

一般の貸金債権では、原則として、税金や社会保険料などの法定控除後の給与の4分の1までが差押えの対象です。

原則

法定控除後の月例賃金の4分の1までが差押えの対象となります。

月例賃金が44万円を超える場合

差押禁止額は33万円となり、33万円を超える部分が差押えの対象となります。

例えば、差押額を計算する基礎となる給与が28万円なら、原則として7万円までが差押えの対象です。

養育費などの債権では差押可能額が異なるため、上記は消費者金融の貸金債権を前提とした目安です。

預貯金・不動産・動産が差押え対象になる場合

差押えの対象は給与だけではありません。

預貯金

差押命令が銀行へ送達された時点の口座残高などが、請求額の範囲内で差押えの対象になる場合があります。

不動産・自動車

換価価値があり、費用をかけて強制執行する実益があると判断されれば、差押えや競売の対象になる可能性があります。

実際にどの財産へ強制執行を行うかは、債権者が把握している情報や回収可能性によって異なります。

長期滞納と消滅時効が問題になるケース

古い借金について、「5年たったので時効ではないか」と考える人もいるでしょう。

現行民法では、一般の債権は、権利を行使できることを知った時から5年、または権利を行使できる時から10年のいずれか早い時に、消滅時効が完成するのが原則です。

ただし、2020年4月1日より前に生じた債権には旧法や経過措置が関係する場合があります。裁判、支払督促、差押え、一部返済、債務の承認などによって、時効の完成が猶予されたり更新されたりすることもあります。

そのため、「最後に返済してから5年」という情報だけで時効を判断することはできません。

時効が成立し得る条件とリスク

時効期間が経過しているだけでは、債権者へ支払わなくてよい状態が確定するとは限りません。

消滅時効を利用するには、通常、債権者に対して時効を援用する意思表示が必要です。

次のような行動は、時効の判断へ影響する可能性があります。

一部返済

少額でも支払うと、債務を承認したと判断される可能性があります。

支払いの約束

「支払います」「分割なら支払えます」などの発言が、債務の承認と判断される場合があります。

裁判・支払督促

裁判手続きによって時効の完成が猶予・更新され、確定判決などによって期間が変わる場合があります。

時効援用を検討する際に注意すべき点

時効が成立している可能性がある場合は、債権者へ自分で連絡する前に専門家へ相談する方が安全です。

古い借金の通知が届いたら、最後の返済日、契約時期、過去の裁判や支払督促、これまでのやり取りを確認してもらいましょう。

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返済猶予を含む消費者金融への相談方法

返済日前に支払いが難しいと分かった場合や、滞納が始まった直後は、まず返済先へ連絡しましょう。

返済日の変更、一部入金、返済額の調整などを案内される場合があります。ただし、対応の可否や条件は会社・契約・返済状況によって異なります。

返済期日前に支払いが厳しいと気付いたときの連絡手順

支払いが難しいと分かった時点で、自分から連絡することが大切です。

連絡先は、カード裏面、会員サイト、公式アプリ、公式サイトなどに記載された正規の窓口を利用しましょう。

SMSに記載された番号やURLを利用する場合は、フィッシング詐欺を避けるため、公式サイトの情報と一致しているか確認してください。

連絡のタイミングと窓口の選び方

返済日前に連絡できるのが理想ですが、すでに滞納していても遅すぎるわけではありません。

電話が苦手な場合は、会員サイトやアプリから返済予定日を登録できることもあります。ただし、支払いが長期間難しい場合や法的手続きの通知がある場合は、電話や専門家への相談を優先しましょう。

電話や会員サイトで伝えるべき内容

連絡前に、次の3点を整理してください。

1. 遅れる理由

給料日の変更、収入減、医療費など、返済が難しい理由を簡潔に伝えます。

2. 支払える日

「〇月〇日なら支払える」と、現実的な日付を伝えます。

3. 支払える金額

全額を支払えるか、一部であればいくら支払えるかを伝えます。

実現できない約束をするのは避けましょう。予定が変わった場合は、約束した日を過ぎる前に再度連絡してください。

返済日変更や返済条件の見直しでできること

返済先へ相談すると、次のような対応を案内される場合があります。

返済日の変更

給料日などに合わせて、返済日を変更できるか相談します。

一時的な返済額の調整

一部入金や、利息相当額を中心とした支払いなどを案内される場合があります。

返済計画の見直し

今後の収入見込みを伝え、返済条件を変更できるか相談します。

一時的な返済額減額や利息相当額のみの支払い

一時的な収入減であれば、その月の支払額について相談できる場合があります。

ただし、元金がほとんど減らなければ、返済期間や総支払額が増える可能性があります。

翌月以降も支払いが難しい場合は、一時的な調整を繰り返すのではなく、家計の見直しや債務整理を検討しましょう。

返済計画の立て直しと家計の確認方法

支払える金額を判断するときは、借金だけでなく、生活を維持するための支出も確認する必要があります。

すべての人に共通する固定的な支払順位があるわけではありませんが、次の順番で状況を整理すると判断しやすくなります。

STEP
食費・医療費など必要な生活費を確認する

健康や生命を維持するために必要な支出を把握します。

STEP
住居費とライフラインを確認する

家賃、住宅ローン、電気、ガス、水道など、滞納による影響が大きい支出を確認します。

STEP
税金・社会保険料は担当窓口へ相談する

支払いが難しい場合は放置せず、自治体や年金事務所などへ分納・猶予の制度を確認します。

STEP
借金は返済先や専門家へ相談する

生活費を削っても返済できない場合は、返済条件の相談や債務整理を検討します。

住宅ローンや自動車ローンには担保や所有権留保が設定されている場合があります。支払いを止める前に、財産への影響を専門家へ確認しましょう。

一時的な資金不足に対応する方法

次の給料日などに確実に支払える一時的な不足であれば、安全な範囲で資金を確保する方法もあります。

給与前払い制度や短期の仕事を利用する

勤務先に給与前払い制度がある場合や、無理なく行える日払い・週払いの仕事がある場合は、短期的な不足を補えることがあります。

高額な手数料を取る給与ファクタリングや、身体・本業へ負担がかかる働き方は避けましょう。

自分が所有する不用品を売却する

使っていない衣類、本、家電など、自分が所有する不用品を売却する方法もあります。

ただし、クレジットカードで商品を購入し、現金化する目的ですぐに売却する行為は、カード会社の会員規約に違反します。

クレジットカード現金化は手元に入る金額より債務が大きくなりやすく、カード利用停止や債務整理への悪影響につながるため利用しないでください。

家族や友人から借りる場合の注意点

家族や友人から一時的に借りる方法も、新たな借金である点は変わりません。

返済できる根拠がある場合は、金額、返済日、返済方法を書面に残しましょう。返済の見込みが立たない場合は、身近な人から借りるより専門家へ相談してください。

借換えやおまとめローンを利用するときの条件とリスク

延滞前で、収入が安定しており、金利や総支払額を下げられる場合は、おまとめローンが選択肢になることがあります。

総量規制は、貸金業者から個人が借りる場合に適用され、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超えると、新たな借入れは原則できません。

銀行からの借入れは貸金業法の総量規制の対象外です。また、利用者に一方的に有利となる借換えなど、一定の例外・除外に該当する商品もあります。

ただし、総量規制の対象外であっても審査はあり、返済能力を超えて借りられるという意味ではありません。

毎月の返済額が下がっても、返済期間が長くなれば総支払額が増える場合があります。すでに延滞している人や、借金で借金を返している人は、債務整理の相談を優先しましょう。

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債務整理と弁護士・司法書士への相談で根本解決

通常の収入では返済を続けられない場合は、法律上の方法で借金を整理する債務整理を検討しましょう。

主な方法には、任意整理、個人再生、自己破産があります。

弁護士は、金額にかかわらず任意整理や裁判所手続きの代理を行えます。

法務大臣の認定を受けた司法書士が代理交渉できるのは、個別の債権ごとの価額が140万円以下である場合など、簡裁訴訟代理等関係業務の範囲内です。個人再生や自己破産では、司法書士は地方裁判所の代理人になれず、裁判所提出書類の作成支援が中心となります。

弁護士や司法書士に相談するタイミングの目安

次の状態に当てはまる場合は、返済先への相談だけでなく、弁護士・司法書士への相談を検討してください。

  • 返済のために別の借入れをしている
  • 生活費を削っても支払いを続けられない
  • 複数社の支払日や残高を把握できていない
  • 一括請求や法的手続きの予告が届いた
  • 裁判所から支払督促や訴状が届いた
  • 給与や預金の差押えが始まっている

家計から見た相談の基準

安全な返済額を一律に「手取りの何%」と決めることはできません。

家族構成、家賃、医療費、教育費などによって、返済に回せる金額は異なるためです。

次の状態であれば、借金額にかかわらず相談した方がよいでしょう。

  • 返済後に必要な生活費が残らない
  • 返済額を用意するため、キャッシングやリボ払いを利用している
  • 翌月以降も返済できる見込みが立たない

相談が早ければ、任意整理や個人再生で住宅を残す方法など、複数の方法を比較しやすくなります。

複数社から借入れがある場合の危険サイン

複数社から借りていると、返済日、利息、残高を正確に把握しにくくなります。

特に、銀行カードローン、消費者金融、クレジットカードのリボ払いが混在している場合は、借入先ごとの残高と毎月の返済額を一覧にしましょう。

専門家へ依頼すると、債権者から取引履歴や残高資料を取り寄せ、債務全体を確認したうえで手続きを検討できます。

任意整理・個人再生・自己破産の仕組みと向いている人

主な債務整理の違いは、次のとおりです。

スクロールできます
手続き内容検討しやすい人
任意整理裁判所を通さず、将来利息の減免や分割払いについて債権者と交渉する継続収入があり、和解後の返済を続けられる人
個人再生裁判所へ申し立て、借金を減額したうえで原則3年、最長5年で返済する借金額が大きいが継続収入があり、住宅を残したい人
自己破産裁判所へ申し立て、免責許可決定が確定すれば対象となる借金の支払義務が免除される収入や財産では返済を継続できない人

任意整理で利息を見直して分割返済するケース

任意整理は、弁護士や認定司法書士が債権者と交渉し、将来利息の減免や返済期間の見直しを目指す手続きです。

裁判所を使わないため、裁判所から本人へ書類が届くことは通常ありません。

ただし、家族に絶対に知られないと保証できるわけではありません。また、将来利息の全額カットや希望する返済回数が認められるとは限りません。

個人再生で借金を減額するケース

個人再生は、裁判所へ申し立て、一定の基準に従って借金を減額し、原則3年で返済する手続きです。

特別な事情がある場合は、最長5年の返済計画が認められることがあります。

住宅資金特別条項を利用できれば、住宅ローンを支払いながら、その他の借金を整理できる可能性があります。

ただし、継続的な収入や返済能力が必要で、住宅を必ず残せるわけではありません。

自己破産で返済義務の免除を目指すケース

自己破産では、破産手続開始決定を受けただけで借金がなくなるわけではありません。

免責許可決定を受け、その決定が確定すると、対象となる借金の支払義務が免除されます。

税金、罰金、養育費、一定の損害賠償などは、免責されない場合があります。

また、一定の財産は換価・処分の対象になる可能性があります。残せる財産の範囲は、財産内容や裁判所の運用によって異なります。

受任通知で督促を止める仕組みと日常生活への影響

弁護士や司法書士へ依頼すると、対象となる債権者へ受任通知が送られます。

貸金業者は、弁護士や代理権の範囲内で業務を行う司法書士から受任通知を受け取った後、正当な理由なく本人へ直接取立てをすることが制限されます。

ただし、相談予約をしただけでは督促は止まりません。正式に依頼し、受任通知が債権者へ届く必要があります。

受任通知が届いてから督促が止まるまでの流れ

委任契約後、専門家が債権者へ受任通知を送り、取引履歴や残高資料を取り寄せます。

その後、家計や財産を確認し、任意整理、個人再生、自己破産などの方針を決めます。

受任通知ですべての連絡や手続きが止まるわけではありません。税金、社会保険料、家賃、個人間の借金などは、貸金業法による取立て制限の対象外です。

また、すでに裁判や差押えが進んでいる場合は、別途対応が必要です。

取立て停止中に整えておきたい生活と家計

督促が止まっている間に、今後の返済や生活再建に向けた準備を進めましょう。

  • 家計簿をつけて毎月の収支を把握する
  • 専門家費用や今後の返済原資を確保する
  • 不要なサブスクリプションや固定費を見直す
  • 借入先と同じ銀行の口座へ給与が振り込まれている場合は、口座利用への影響を確認する

銀行カードローンなどを債務整理の対象にすると、借入先銀行の口座が一時的に利用できなくなったり、預金と借金が相殺されたりする場合があります。給与振込口座や公共料金の引落口座になっている場合は、依頼前に専門家へ相談してください。

債務整理にかかる費用と支払い方法

債務整理の専門家費用は、手続き、債権者数、事案の難しさによって異なります。

分割払いに対応する事務所もありますが、回数や支払開始時期は事務所ごとに異なります。

着手金や報酬金と分割払いの確認方法

任意整理では債権者1社ごとに費用が発生する場合が多く、自己破産や個人再生では裁判所費用や予納金も必要になります。

相談時には、着手金、報酬金、実費、分割払いの可否に加え、減額報酬、返済代行手数料、途中解約時の精算も確認しましょう。

法テラスの費用立替制度を利用できる場合

法テラスの民事法律扶助は、経済的に余裕がない人を対象に、無料法律相談や弁護士・司法書士費用等の立替えを行う制度です。

利用には、収入・資産が基準以下であること、解決の見込みがないとはいえないことなどの要件と審査があります。

立替制度を利用した場合は、原則として援助開始決定後から、月5,000円〜10,000円程度を分割で返済します。実際の返済月額は法テラスが決定します。

生活保護を受けている人や、それに準じる程度に生活が困難な人は、申請により返済の猶予や免除が認められる場合があります。

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滞納時に避けるべきNG行動と再発防止策

滞納時に焦って誤った行動を取ると、借金や生活への影響がさらに大きくなる可能性があります。

ここでは、避けるべき行動と、今後の滞納を防ぐ方法を確認しましょう。

新たな借金や闇金・クレジット現金化の危険性

返済のために新たな借金をするのは、基本的に避けてください。

一時的に滞納を解消できても、翌月以降の返済額や借入先が増え、状況が悪化しやすいためです。

他社からの借入れで返済を続ける悪循環

A社の返済のためにB社から借り、次にB社の返済のためにC社から借りる状態は、自転車操業です。

貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合、新たな借入れは原則できません。ただし、銀行借入れなど総量規制の対象外となるものもあります。

総量規制の対象外の商品を利用できたとしても、返済能力を超えた借入れが安全になるわけではありません。

借金で借金を返している場合は、新たな融資を探すのではなく、返済条件の見直しや債務整理を相談しましょう。

闇金やSNSの個人間融資を利用する危険性

「ブラックOK」「審査なし」「誰でも即日融資」といった広告には注意してください。

貸金業を営むには登録が必要です。金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで確認できない業者からは借りないようにしましょう。

SNS上の個人間融資にも、違法な高金利、個人情報の悪用、犯罪への勧誘などの危険があります。

すでに違法業者を利用している場合は、自分だけで交渉せず、警察、金融庁、日本貸金業協会、弁護士・司法書士へ相談してください。

クレジットカード現金化を利用しない

クレジットカードで商品を購入し、業者へ売却して現金を受け取る行為は、カード会社の会員規約に違反します。

受け取る現金よりもカード会社へ支払う金額が大きくなり、カード利用停止や一括請求につながる可能性もあります。

自己破産を検討する場合も、換金目的のカード利用は免責判断へ影響することがあります。

督促や裁判所からの書類を無視することのリスク

督促状や裁判所からの書類を開封しないまま放置することは、特に危険です。

通常の督促状と、裁判所から届く支払督促・訴状では、必要な対応と期限が異なります。

書類を開封しないまま放置した場合の流れ

支払督促を受け取ると、2週間以内に督促異議を申し立てられます。

異議を申し立てない場合、債権者が仮執行宣言を申し立て、その後に強制執行へ進む可能性があります。

訴状を無視して答弁書を提出せず、裁判にも出席しなければ、相手の主張に沿った判決が出る可能性があります。

書類を見るのが怖い場合でも、まず封筒を開け、裁判所名、書類名、受け取った日、期限を確認してください。

法的手続きが進んだ後にできること

判決や支払督促による手続きが進んでいても、分割和解、個人再生、自己破産などを検討できる場合があります。

ただし、専門家へ相談しただけで差押えが自動的に停止するわけではありません。

強制執行の停止には、債権者との合意や、裁判所への申立て・決定などが必要になる場合があります。差押命令が届いたら、直ちに弁護士へ相談しましょう。

返せない状態で見られる行動パターンとセルフチェック

滞納を繰り返している場合は、返済額だけでなく行動パターンも見直す必要があります。

  • 督促の電話や郵便物を無視している
  • 借入先ごとの残高や返済額を把握していない
  • 返済のために別の借入れをしている
  • 家計簿をつけず、毎月使える金額が分からない
  • 返済計画がなく「来月は何とかなる」と考えている

収支管理ができていない状態の特徴

収支を把握していなければ、毎月いくら返済できるかを正確に判断できません。

まずは、収入、家賃、光熱費、通信費、保険料、サブスクリプション、食費、交通費、税金、借金返済を一覧にしましょう。

返済後の生活費が不足する場合は、返済額を維持できているとはいえません。

ギャンブルや衝動買いが続いている場合の注意点

借金の原因がギャンブルや浪費である場合、自己破産の免責判断へ影響する可能性があります。

ただし、ギャンブルや浪費があるだけで、必ず免責されないと決まるわけではありません。裁判所が事情を総合的に判断します。

借金だけを整理しても、原因が残れば再び借金を抱える可能性があります。

自分の意思だけで止めることが難しい場合は、依存症専門の医療機関、自治体の相談窓口、自助グループなども利用しましょう。

今後滞納を防ぐための家計管理と仕組みづくり

滞納を防ぐには、意思の力だけに頼らず、支払いを管理する仕組みを作ることが大切です。

固定費の見直しと支払日の整理方法

  • 利用していないサブスクリプションを解約する
  • スマートフォン料金や保険料を見直す
  • 変更可能な支払日は給料日後に設定する
  • 返済用口座へ給料日に必要額を移す
  • 借入先・残高・返済日を一つの表にまとめる

自動引落しやリマインダーの活用

返済忘れを防ぐには、自動引落しとスマートフォンの通知を併用する方法があります。

返済日の数日前と前日に通知を設定し、引落口座の残高を確認しましょう。

ただし、自動引落しを設定していても残高が不足すれば滞納になります。毎月の収入だけで返済額を用意できるかも確認してください。

信用情報が回復するまでの期間と行動上の注意点

長期延滞や債務整理を行うと、信用情報には一定期間記録が残ります。

JICCでは、契約内容や返済状況などが契約継続中および契約終了後5年以内などの期間登録されます。

全国銀行個人信用情報センターでは、破産・民事再生手続開始決定の官報情報が、決定日から7年を超えない期間登録されます。

「5年たてば必ずローンへ通る」という意味ではありません。登録情報が削除された後も、各社が収入、勤務状況、他の借入れ、過去の自社取引などを含めて審査します。

信用情報が登録されている間は、クレジットカードや新たな借入れに頼らず、現金、デビットカード、銀行口座から直接支払う決済手段などを利用しましょう。

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まとめ

消費者金融の返済を滞納したとき、最も避けたいのは放置することです。

重要なポイントのまとめ
  • 返済日を過ぎると、契約に基づく遅延損害金が発生する
  • 法的手続きへ進む時期は一律ではなく、短期間でも手続きが始まる場合がある
  • 長期延滞になると、信用情報、一括請求、裁判、差押えのリスクが高まる
  • 督促には法律上の規制があるが、返済義務がなくなるわけではない
  • 返済が難しい場合は、返済先へ支払可能日と金額を伝える
  • 自力返済が難しければ、弁護士・司法書士や法テラスへ相談する

借金問題には、任意整理、個人再生、自己破産などの解決方法があります。

不安で郵便物を見たくないときほど、まず封書を開け、請求元、請求額、期限を確認してください。

一時的な不足であれば返済先へ相談し、翌月以降も支払いを続けられない場合は専門家へ相談しましょう。

裁判所から書類が届いている場合は、無料診断や返済先からの返事を待たず、書類を持って早めに弁護士などへ相談することが重要です。

よくある質問(FAQ)

最後に、消費者金融の滞納に関するよくある疑問に答えます。

1回だけ数日遅れた場合でもブラックリストに載りますか?

1回だけ数日遅れたことで、直ちにCICの「異動」に該当するとは限りません。

CICでは、返済日から61日以上または3か月以上の延滞がある場合などに「異動」と表示されます。

ただし、短期の遅れでも入金状況や社内記録へ反映される場合があります。繰り返せば、利用停止、限度額の減額、契約更新などに影響する可能性があるため、早めに入金してください。

督促の電話が怖くて出られないとき、どのように連絡を取り直せばよいですか?

着信履歴の番号だけを信用せず、公式サイト、会員サイト、カード裏面などに記載された正規の窓口を確認し、自分から連絡しましょう。

電話では、「返済が遅れていること」「〇月〇日に〇円なら支払えること」を簡潔に伝えます。

電話が難しい場合は、会員サイトやアプリから返済予定日を登録できることもあります。返済を続ける見込みがない場合は、弁護士・司法書士への相談を検討してください。

支払督促や訴状が届いたとき、最初に確認するポイントは何ですか?

裁判所名、書類の表題、受け取った日、請求額、対応期限を確認してください。

支払督促の場合は、受け取ってから2週間以内に督促異議を申し立てられます。

訴状の場合は、答弁書の提出期限や期日が記載されています。一括で支払えない場合や請求内容に不明点がある場合は、期限内に弁護士・司法書士へ相談しましょう。

給与差押えになった場合でも、弁護士に相談すれば止められますか?

弁護士へ相談したり依頼したりするだけで、差押えが自動的に止まるわけではありません。

債権者との合意、個人再生や自己破産の申立て、裁判所による強制執行の中止・停止などを検討できる場合がありますが、要件と手続きは状況によって異なります。

差し押さえられた給与を後から取り戻すことが難しい場合もあります。差押命令が勤務先へ届いた、または届く可能性がある場合は、直ちに弁護士へ相談してください。

債務整理をすると家族や勤務先に知られてしまいますか?

任意整理は裁判所を使わないため、電話や郵便物の方法を調整することで、家族や勤務先に知られる可能性を下げられる場合があります。

ただし、保証人付きの借金を整理すれば保証人へ請求される可能性があります。家族が保証人の場合は、知られずに進めることは難しくなります。

個人再生や自己破産では、裁判所への提出資料として同居家族の収入・家計資料が必要になる場合があり、官報にも住所・氏名が掲載されます。

給与差押えになると勤務先へ差押命令が届きます。秘匿を重視する場合は、手続きごとの発覚経路を依頼前に確認しましょう。

借換えローンやおまとめローンと債務整理は、どちらから検討するべきですか?

延滞前で収入が安定しており、金利だけでなく総支払額も減らせる場合は、おまとめローンを検討する余地があります。

一方、すでに延滞している、生活費を借入れで補っている、借金で借金を返している場合は、追加融資より債務整理の相談を優先した方がよいでしょう。

毎月の支払額が下がっても、返済期間が延びることで総支払額が増える場合があります。契約前に返済期間、金利、総支払額を比較してください。

長期滞納で時効が成立しそうなとき、債権者に連絡すると不利になるのはどのような場合ですか?

時効期間が経過している可能性があっても、「支払います」「分割なら支払えます」と伝えたり、一部を返済したりすると、債務を承認したと判断される可能性があります。

また、過去に裁判や支払督促を起こされている場合は、単純に最後の返済日から5年で判断できません。

古い借金について通知が届いた場合は、債権者へ自分で連絡する前に、契約時期、最後の返済日、裁判の有無を専門家へ確認してもらいましょう。

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出典

e-Gov法令検索「貸金業法」
e-Gov法令検索「利息制限法」
e-Gov法令検索「民法」
e-Gov法令検索「民事執行法」
e-Gov法令検索「民事執行法施行令」
e-Gov法令検索「民事再生法」
e-Gov法令検索「破産法」
裁判所「支払督促」
裁判所「民事事件Q&A」
厚生労働省「給料の差し押さえとは、実際どうなるのでしょうか?」
金融庁「貸金業法のキホン」
金融庁「貸金業法Q&A」
金融庁「取立行為等に対する規制の強化」
金融庁「違法な金融業者にご注意!」
CIC「信用情報開示報告書 表示項目の説明」
日本信用情報機構(JICC)「信用情報の内容と登録期間」
全国銀行個人信用情報センター「センターの概要」
法テラス「民事法律扶助のしおり」
法務省「債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧」
法務省「司法書士の簡裁訴訟代理等関係業務の認定」
日本司法書士会連合会「最高裁平成28年6月27日判決を受けて」(公開日:2016年6月28日)
日本クレジット協会「クレジットカードのショッピング枠の『現金化』の誘いに注意」

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